sarorunの気ままなぶらり旅

旅先での自然、遺跡、グルメについて気ままに呟きます

海外旅行回想録1990-91年〜パキスタン編(4)

1990年の年末から1991年の年始にかけてパキスタンを旅行しました。

 旅の概要ですが、①モヘンジョ=ダロ遺跡、②パキスタン経済の中心地カラチ、③ハラッパー遺跡、④カラチに次ぐパキスタン第2の都市ラホール、⑤アフガニスタンとの国境付近のペシャワール、⑥ガンダーラ遺跡の点在するスワット地方、⑦ガンダーラ王国時代に栄えた仏教遺跡タキシラ、⑧パキスタンの首都イスラマバードの順に回りました。

第4回目は、パキスタンの古都でムガール帝国時代に芸術や文化の中枢を担ったラホールの市内観光です。

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[5日目]

ラホール、ラマダルネサンスホテルで朝食後、専用バスでラホール市内観光へ。

パンジャーブ高等裁判所

f:id:YOSHI88:20201117133137j:plainパンジャーブ州の州都であるラホールにある高等裁判所

ラホール中央郵便局

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高裁の近くにある中央郵便局。

ラホール市役所

f:id:YOSHI88:20201117133303j:plainラホール市役所。高裁と似たビクトリア様式の建物。

ラホール旧市街

f:id:YOSHI88:20201117184918j:plainラホール旧市街の風景。高裁、郵便局、市役所も同じく旧市街にあるが、旧市街というとこちらのイメージ。

パキスタンの塔 

f:id:YOSHI88:20201119114955j:plainラホールのシンボルタワー「パキスタンの塔」。イギリスからインドと分離独立したことを記念したもの。

ハードシャーヒー・モスク

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 世界最大規模を誇るムガール時代のモスクで、ラホールを象徴する最も有名なランドマーク。

f:id:YOSHI88:20201117193430j:plain赤砂岩で造られたモスクと白い大理石のドームとのコントラストが美しい。

f:id:YOSHI88:20201117193546j:plain中央の広場には、約10万人の礼拝者を収容可能。

f:id:YOSHI88:20201117193522j:plain四隅にそびえ立つミナレットは、高さ約60メートルもある。

f:id:YOSHI88:20201117193648j:plainハードシャーヒー・モスク正面。この真向い(写真では真後ろ)には、ラホール城のアラムギリ・ゲートがある。

ラホール城

f:id:YOSHI88:20201117193750j:plainラホール最古の建造物といわれ、ムガール帝国歴代皇帝が建造した巨大な城跡。

アラムギリ・ゲート

f:id:YOSHI88:20201117191454j:plainラホール城のメインゲート(西門)で、ここから内部に入る。

ディワニアーム(謁見所)

f:id:YOSHI88:20201117193829j:plain皇帝が市民の謁見を受けたり、裁判を行なったりした場所。なお、手前にさり気なく2つの大砲が配置されている。市民を威嚇するものでは無いと思うが(笑)、ガイドブックに拠ればイギリス時代のものらしい。

マスティ・ゲート

f:id:YOSHI88:20201120101919j:plain正面に見えるのは、東門(マスティ・ゲート)。

ジャハーンギールの庭園

f:id:YOSHI88:20201117193951j:plain4代皇帝ジャハーンギールの庭園。その奥にあるのがジャハーンギールの寝室(現在は博物館)。

f:id:YOSHI88:20201117194103j:plain寝室からの眺め。

シーシュ・マハル(鏡の宮殿)

f:id:YOSHI88:20201119103024j:plainラホール城の北西角に位置し、17世紀にムガール帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムターズの居間として建てたもの。

ナウラカー

f:id:YOSHI88:20201117194129j:plain大理石でできた小館ナウラカー。「ナウラカー」とは、これを建てた王子を指すのか、建築に使用された準貴石を指すのか、定かでない。

f:id:YOSHI88:20201117194155j:plainナウラカー内部。かつてのムガール帝国の栄光が垣間見える。

f:id:YOSHI88:20201117194230j:plainナウラカー横のベランダ(象の休憩所)から見た眺望。中央に見えるのは、バードシャーヒ・モスク。

裏門

f:id:YOSHI88:20201119105710j:plain殺風景だが堅固な造りの裏門。

シャー・バージ・ゲート

f:id:YOSHI88:20201117194302j:plain裏門近くにある綺麗な門。

f:id:YOSHI88:20201117194331j:plain外壁に美しいタイル装飾がなされている。 

ラホール城見学後は、東方へ約3km離れたシャリマール庭園へ。

f:id:YOSHI88:20201117194402j:plain途中、道路がかなり渋滞している。

f:id:YOSHI88:20201120103143j:plain老朽化したバスも、ここでは大活躍。

 

シャリマール庭園

f:id:YOSHI88:20201120103208j:plainムガール帝国最盛期の皇帝シャー・ジャハーンにより、1642年に王族の保養地として造園された。上・中・下の3段構成のテラスとなった庭園に水路が形成されている。

f:id:YOSHI88:20201120103230j:plain3段の一番上のテラス。

f:id:YOSHI88:20201120103305j:plainf:id:YOSHI88:20201120103324j:plain2段目のテラス。

f:id:YOSHI88:20201120155200j:plain一番下のテラス。こちらの水路には水が流れていない。

ジール・ハーンのモスク

f:id:YOSHI88:20201120105855j:plain1634年にワジール・ハーンにより建立されたモスク。色とりどりのタイルによるモザイク模様が美しい。

f:id:YOSHI88:20201120110312j:plainモスク内部。イスラム書道の修練場としても使われていたらしい。

f:id:YOSHI88:20201120110418j:plain一人で、礼拝している信者も。

f:id:YOSHI88:20201120110819j:plain兄弟だろうか?

 

旧市街バザール(デリーゲート)

f:id:YOSHI88:20201120110921j:plainジール・ハーンのモスク近くにあるデリーゲートの旧市街バザール。

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 カオス状態のバザールを堪能した後は、ラホール20:00発のPK610便でペシャワールへ。1時間半程でペシャワールに到着し、パール  コンティネンタルに宿泊。

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次回は、ペシャワール市内観光です(続く)。